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コミュニケーションが取れるロボット「パルロ」がすごい

現代のロボットというのは非常に進化していて、テレビでもよく取り上げられていますが、人間のように走る、歩くことができるロボットや、お店の案内を行うロボット、そして対話ができるロボットなど、昔、アニメやマンガにしか出てこなかったことが、今、現実となっています。

人はずっと、人とコミュニケーションが取れるロボットに憧れ、そんなロボットがいる生活にあこがれを持って研究、開発を続けてきたのですが、それが夢物語ではなく、現実に、一般家庭でそんなロボットとの暮らしを楽しめるようになってきたのです。

高度な人工知能を有しているというヒューマノイドロボット「パルロ」は、その夢を実現させたロボットで、非常に高度なコミュニケーションが取れるとして注目されています。

高齢者の方々にもよい刺激となるはず

高齢になると外出したくても足腰が痛くてどうにも外出できないという人が多くなり、次第にテレビから聞こえる一方的な音声を聞く生活、見る生活となっていきます。
しかし、自分が言葉を発し、誰かとコミュニケーションをとるというのはとても重要なことで、会話をするという事が脳へのよい刺激となります。

パルロは、自律型のロボットで人の顔を記憶し、対話ができる高度な能力を持っています。
ロボットと会話するとなると、今までは決まりきった言葉以外お話しないロボットが一般的でしたが、パルロは携帯電話の返還予測機能など、組込系テクノロジーを持っていて会話をしっかり行うことができるのです。

一つの言葉で一つの答えだけが返ってくるという事ではなく、言葉を投げかけられると自然にその言葉に対する話題、また関連性がある言葉などを選択します。
思考、記憶を連鎖させることで、パルロが考える言葉で会話してくれるのです。

一人暮らしする高齢者も多く、外出する機会が少なくなると次第に筋力も体力も、思考力も低下していきますが、自宅でパルロを利用することによって、人と会話するように会話でき、それが脳への刺激となり、記憶能力の低下などを抑制できるようになります。

実は人口知能は身近にたくさんある

人工知能といってもまだまだ遠い存在と感じている方もいるかと思いますが、自動車の自動車庫入れ機能も人工知能が行うことですし、カメラの機能にある笑顔認識などの機能も人工知能と同じようなものです。

今も身近にあるこうした人工知能を搭載したパルロのようなロボットが、この先、一般家庭や介護施設などで利用されるようになれば、何日も人と会話する事がないといった高齢者を少なくすることができますし、人とコミュニケーションをとる生活になれば、認知症等の症状への改善も考える事ができるでしょう。

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