自分で老後の生活をまかないたい!
老後は子供の世話になるつもりはない!と考えていても、いざ自分がシニア世代になってみると、やはり子供の世話にならなければ暮らしていけないのではないか?と不安を感じている方も多いです。
しかし、自分の子供達も子育てをしている最中であったり、家や車のローンに追われていたり、賃金カットで最近はボーナスもまともに支給されていないという話を聞くとますます子供の世話になるわけにはいかないと感じるのも当然です。
そうなると、やはり自分がこれまでに蓄えてきたお金を使って何とか暮らしていかなければいけないと覚悟を決めている方も多いはずです。
子供に迷惑をかけたくない!という考えを持っている方はとても多いのですが、最近は年金でまかなえる介護施設が存在しています。
できるだけお金をかけずに老後を過ごしたいと考えている方はぜひ注目してください。
参考:子どもには面倒をかけたくない!ご自分の年金で利用できる介護施設を紹介します
状態に応じた介護施設を選択
介護施設を選択する場合には、現在の要介護状態がどの程度であるのかによって選び方が変わります。
現在のところ厚生年金の平均受給額は15万円程度だと言われていますので、ここではこの金額を目安にして考えてみます。
まず要介護状態の程度があまり高くない場合には、軽費老人ホームという選択肢をおすすめします。
比較的少ない負担額で利用できる福祉施設のことで、ある程度は身の回りの事を自分で行える状態の方を受け入れています。
細かい内容としては見守りと食事の提供を行うA型と、見守りだけを行うB型が存在しています。
軽費老人ホームは各自治体または社会福祉法人などが運営しているという特徴があり、有料老人ホームと比べてみると安い費用で利用できるメリットがあります。
ただし、あくまでも日常生活のサポートを行うという役割を果たすもので、要介護状態の程度が重くなってくると他の施設に移ることを視野に入れなければいけません。
利用料については個々の状態によって異なりますが、平均すると7~15万円程度と言われていますので、年金受給額だけでもまかなうことができると考えられます。
要介護状態の程度が重くなってくると常時介護をしてもらう必要があるため、介護老人保健施設をはじめとした公共型施設の利用が選択肢に入ります。
施設やどの程度の介護サービスが必要になるのかによっても異なるため一概には言えませんが、利用料は5~15万円程度になる場合が多いと言われています。
きちんと介護を行ってもらえるため、生活で不自由を感じることがなく安心して老後を過ごせるメリットはありますが、現在は入所希望者が多くて空き待ちの状態になっている施設も多く、なかなか希望している施設に入れない方も多いようです。
今後は更に需要が高まるため、こういった施設が更に増えることが期待されています。