いろいろとある老人ホームの種類
高齢者が入居する施設を老人ホームと呼んでいますが、実は老人ホームにはいろいろな種類が存在しています。
利用目的や生活環境などによって、入居するのに適している施設が変わってくるので、まずはどのような種類があるのかを知っておくことが大切です。
大きく分けると4種類あり、この4種類をさらに10種類まで細かく分けることができます。
最初の1つは有料老人ホームと呼ばれている種類で、民間の運営になるため、少々料金が高いというデメリットがあります。
また、入居する施設によってサービス内容にも差が出てくるのが特徴です。
この有料老人ホームは、介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームに分けることができます。
2つ目は介護保険施設なのですが、こちらは公的機関になるので、サービスや料金はよい反面、高齢化社会で入居希望者が殺到している状態です。
この介護保険施設も特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護療養型医療施設の3つに分けられます。
3つ目は福祉施設で、ケアハウスと養護老人ホームに細分化されているのです。
これらに分類されていない4つ目も存在しているのですが、それはサービス付き高齢者住宅と、グループホームという2つです。
未分類の施設は民間経営となっているのですが、現在では最も多く存在している施設になります。
それぞれ特徴や入居条件、サービス内容などが異なるので、よく調べておきましょう。
どんなサービスが受けられるのか
老人ホームのサービス内容は、種類によって異なっています。
例えば民間の介護付き有料老人ホームの場合には、24時間スタッフが常駐しているのが一般的です。
そのため、常に付き添いの介護が必要な人から、それほど付き添いがなくても問題のない人まで、幅広い層の受け入れをしていると言えるでしょう。
介護専用型と混合型という2種類が存在しているのも特徴です。
民間経営ということもあり、料金も業者によってかなり変わってきます。
入居条件はそれほど厳しくはありません。
よって条件のよい施設は人気があります。
それに対して公的機関である特別養護老人ホームの場合には、自立した生活をするのが困難な状態の人であれば、誰でも入居できるというのが特徴です。
しかも公的機関ということもあり、料金もそれほど高いというわけではありません。
終身利用も可能になっているので、入居希望者が多いのです。
スタッフも24時間常駐しているので、夜間の介護が必要な人でも安心できるでしょう。
このように施設によってもいろいろな違いがありますし、受けられるサービスも異なっているので、料金だけで選ぶべきではありません。
近年は政治家の悪政で生活貧困者が激増しているので、どうしても料金が重要視されてしまうでしょうが、サービス内容や環境で選ぶことも大切です。