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一人暮らしが増えて共食が減っている

最近は一人暮らしの人が増えています。
その結果、毎日食事は一人で行うという人が多いと言えるでしょう。
一人でも大人数でも、味が変わるわけではないから問題ないと思う人も多いでしょうが、孤食になってしまうと食事のメニューが適当になってしまうこともあります。

自分は栄養バランスにも注意しているし、健康にも注意しているから問題ないと思っている人は、実際には健康に注意していることにはならないのです。
なぜなら栄養バランスはよくても、孤食は精神面で悪影響を及ぼしてしまうことを知っているでしょうか。
昔の日本人は滅多にうつ病などの精神的な病気にならなかったのですが、それは家族全員で話をしながらご飯を食べていたからです。

共食でうつ病を予防する

近年はいくら仕事をしても給料が上がらない、残業ばかりで疲れてしまう、人間関係がうまくいかないなどで、ストレスが溜まることが多い時代です。
そのため、ストレス社会などと言われることも多いのですが、どのようにストレスを解消するのかわからない人も多いでしょう。
ストレスが溜まってしまうと、うつ病になることもあるので、十分注意しなければいけません。

うつ病を予防する方法はいろいろとあるのですが、実は共食もうつ病の予防に効果的なのです。
逆に孤食が多い人は、うつ病になりやすくなると言われているので、可能な限り複数の人と食事をするべきでしょう。
共食を行っている人と行っていない人の場合、男性では2.7倍、女性では1.4倍うつ病になる確率が変わってくると言われているのです。

これぐらい共食というのは重要性が高くなっていますが、共食が好きな人と嫌いな人がいます。
共食が好きな人はコミュニケーション能力も高く、嫌なことがあっても一緒に食事をしている人に話すことで、ストレスの解消にもなるのです。
一緒に食事をするということは、愚痴を聞いてくれる場にもなっているので、ストレス解消になると言えるでしょう。

一人暮らしの人はどう対策をするべきか

一人暮らしの人が増えている現在では、どのようにして共食をするべきなのでしょうか。
おすすめの方法としては、料理教室に通うのがよいでしょう。
料理教室というと、若い女性や主婦が通っているという印象があるでしょうが、最近では高齢の人も通っていますし、男性でも通っている人がいるのです。
しかも料理教室では、最後にみんなで食事をするので、共食をするには向いているでしょう。

他にも地域によって、コミュニティの場を提供していることがあります。
地域の集まりなどに顔を出して、仲良くなった人たちと食事をするのもよい方法だと言えるでしょう。
共食のメリットはたくさんあるので、高齢の人だけではなく、若い人も孤食は避けるように努力してみるべきです。

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