趣味と実益を兼ねたもの

シニア層に人気の高い趣味としてあげられるのが陶芸です。
陶芸は自分のイメージがそのまま具現化する喜びを実感でき、楽しいだけでなく実用性のある趣味として多くの人に親しまれています。
お住まいの近くに陶芸教室がある場合は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

陶芸の様々なメリット

趣味として陶芸を楽しんでいる方は様々なメリットを得られることが期待できます。
最も大きなメリットとして考えられるのが、世界にたった一つしかないものを作り出す喜びを実感できることです。
何も形が存在していない状態から形を作り出し、オリジナルの造形を楽しめるような趣味はなかなか他にありません。
しかも、実用性の高い作品を作ることで毎日でも活用できるので愛着が湧くというメリットもあります。

例えば自分が作った陶器を大切な人にプレゼントすることで相手に喜んでもらえるだけでなく、喜んでもらえたことに対して自分自身も喜びを感じられます。
世界で一つだけというプレミア感が、決して有名な作家が作り出したものではなくても、素晴らしいプレゼントに感じられるためメリットが大きいと考えられます。

もう一つの大きなメリットとして考えられるのが癒やしの効果を得られることです。
陶芸は何も形がない状態の土を好きな形に整えながら創りだすもので、「こんな形の陶器を作りたい」と具体的に頭の中で考えていなくても、無の状態から一つの形を作る魅力も実感できます。
子供の頃土遊びをしていた方は、その時の楽しさを思い出すように没頭しながら陶芸を楽しむこともできます。
集中して陶芸に取り組むことで日々のストレス解消にも役立つため、心身のバランスを整えるためにも効果的です。

リハビリ効果にも注目！

陶芸が医療関係者にも注目されている理由は、リハビリ効果が期待できるとされているからです。
認知症の予防や、既に認知症を発症している方がこれ以上症状を悪化させないための対策としても陶芸が効果的と言われています。
他にも脳梗塞を発症して命を取り留めたものの、後遺症が残ってしまいリハビリが必要になったという場合にも陶芸が良いとされています。

陶芸が脳の活性化に役立つとされている理由は、出来上がった時の形を想像しながら形を作り出すこと、手や指を上手に動かしながら造形することなど陶芸だからこそ得られるメリットが脳の活性化に役立つのではないかと考えられています。
作品が出来上がった時をイメージして作るという作業そのものを自然な流れで行えるのは、脳のイメージ活動を高めることに繋がることから活性化に役立つとされています。

作った作品が焼きあがるまでの時間を楽しみに待つことも陶芸を楽しむ醍醐味と言えるので、シニア層にはぜひチャレンジしていただきたいと思います。