シニア世代を狙う犯罪が多発!
若い世代よりも、シニア世代を狙った犯罪行為が後を絶たず、大きな被害に遭っている方も多いです。
様々な犯罪行為が存在する中でも特に多いのが詐欺で、あらゆる内容の詐欺が存在しています。
自分の身は自分で守るという意気込みでなければ、気付かないうちに詐欺被害に遭っている場合も多いのです。
ここでは詐欺に合わないための対策についてご紹介します。
詐欺の事例
様々な詐欺が存在していますが、いずれもシニア世代の生活状況や心理をうまくつけ狙ったような内容がとても多いです。
これまでに何人もの方が詐欺被害にあっているのにもかかわらず、被害者が絶えず発生しているのが振り込め詐欺です。
子供または孫を名乗る人物から突然電話がかかってきて、「会社のお金に手を付けてしまったので今すぐ補填しなければクビになってしまうから助けて欲しい」などと言って銀行口座にお金を振り込ませようとする犯罪です。
振り込め詐欺に対して警戒する方も増えたため最近はもっと手口が巧妙化しており、人の心理状態を悪用するような手口が横行しています。
この他にも突然自宅を訪れたリフォーム業者を名乗る人物が、無料で点検を行っていると伝えて点検を行う素振りをしながら不必要なリフォーム工事の必要性を訴えて契約を迫るというケースもあります。
しかも、相場よりも高額なリフォーム料金を請求するため、無駄なリフォーム工事とその代金を支払わなければいけない状況に追い込まれるという詐欺も存在しています。
詐欺の被害にあう理由
シニア世代が詐欺被害にあいやすいのは、判断能力が低下していることと周囲の人に相談しにくいという環境で暮らしている方が多いことが原因だと考えられます。
判断能力が低下する症状として認知症があげられますが、認知症の症状が進行していることに気付いていない方は自分が詐欺にあっていることに全く気付いかないことが多いそうです。
実際に認知症を患っている人は、認知症を患っていない人に比べると8倍も詐欺被害にあっていると言われています。
また、シニア世代は一人暮らしをしている方が多く、近くに親身になって相談に乗ってくれるような人が存在していない場合が多いことも考えられます。
客観的に聞いてみると明らかに詐欺だと思われるような話であれば、誰かに相談した段階で被害にあわずに済むのですが、誰にも相談できないまま犯人の言いなりになってしまうことで冷静に判断できずに被害にあってしまうことが多いのです。
シニア世代はお金を持っている人が多いと認識されているため、これからもシニア世代を狙った詐欺の罠がどこかに潜んでいるかもしれません。
少しでも怪しいなと感じられる出来事があれば、必ず誰かに相談してください。