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高齢化しているのは日本だけではない

現在の日本は深刻な高齢化社会となっています。その理由は、政治家の悪政で税金の引き上げが行われ、年金などの手当てを下げられてしまった上に、物価高で生活がどんどん苦しくなっていることで、子育てが安心して行えなくなったために子供が少なくなってしまったのです。

しかも女性が輝く社会などと言って共働き世帯を増やしているので、ますます子育てが行いにくくなっています。少子化対策などというのは名前だけで、実は少子化をより推進するようなことを政治家は今までずっと行ってきました。これが少子高齢化になった理由です。このように少子高齢化になっているのは日本だけではありません。

他にもたくさんの国で少子高齢化になっているのですが、北欧の極寒国であるフィンランドも高齢化社会になっており、いろいろと対策が導入されているのです。フィンランドでは日本よりも早く対策が行われ、1982年から経済的な自立や自己決定権などが導入されています。

フィンランドの高齢化対策と日本を比較

フィンランドは、日本では福祉の国などと呼ばれており、福祉が世界でもトップクラスの国と思われています。その実態はどうなのかというと、確かに日本に比べれば、高齢者対策がしっかりと行われていると言えるでしょう。しかし、日本とフィンランドでは文化も伝統も考え方も全く異なっています。

これは日本とフィンランドに言えることだけではなく、世界中で言えることなのです。日本では子供が親の面倒を見るというのが当たり前のように行われています。それに対してフィンランドでは、子供が親の面倒を見ることはまずあり得ません。その反面、子供が親の介護をすることでトラブルが発生するケースも少ないのです。

逆に日本では、介護疲れが社会問題化している状態です。フィンランドでも老人ホームはあるのですが、日本では老人ホームの種類によって受けられるサービスは異なります。しかし、地方によってサービスの内容が大きく異なることはありません。それに対してフィンランドでは、地域によってサービス内容が大きく異なっているのです。

都市部では日本よりも充実したサービスを受けられますが、地方では何か特別なサービスが受けられるわけではありません。介護士の労働環境については、日本もフィンランドもそれほどよいわけではないので、どちらもまずは労働環境の改善が目標でしょう。フィンランドのよい点は、年金のシステムになっています。

日本では年金だけで生活していくことが難しい時代になっていますが、フィンランドではどんなに高い治療や投薬を行っても、年金の2割は自由に使えるような制度になっているのです。このような制度が導入されていることを見れば、日本よりもフィンランドの方が高齢者に優しいと思われて当然だと言えるでしょう。

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