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高齢者におススメしたいウェルネスダーツ

年齢を重ねると足腰も弱くなって外出する機会も少なくなり、人とコミュニケーションをとるという事も少なくなってしまう方が多くなります。
家でテレビが友達とならないように、何か一つ趣味を持ちたいと思う方もいますが、何を始めればいいのか?何も得意なものがないし・・という方にもお勧めしたいのが、ウェルネスダーツです。

高齢になると次第に、記憶という事に不安を覚える方も多くなります。
昔、楽しかった若いころの記憶はずっと消えずに残っているのに、最近したことや食べた物などを記憶できない方もでてきます。
こうした最近の記憶を短期記憶といいますが、高齢者の場合、この短期記憶の能力が低くなっていくことが多いのです。

短期記憶の能力を向上させるためによい遊び、スポーツといえるのがウェルネスダーツです。
脳の活性化にも役立つという事で最近は介護施設でもウェルネスダーツを取り入れるところがでてきています。

誰でも気軽に行うことができるウェルネスダーツとは

ダーツというとダーツバーなど若者が集う場所で行う、またお酒を飲みながら楽しむという印象をお持ちの方も多いと思いますが、古くから世界大会も行われており、競技としても人気があります。

そんなダーツを多くの方、幅広い年齢層の方に楽しんでいただこうと作られたのがウェルネスダーツです。
ダーツは手のひらよりもやや大きめで、2mほど離れた場所から30㎝程度の円形の的をめがけてダーツを投げ、刺さった場所の得点によって競います。

対戦する相手と交互に3本ずつなげて、持ち点を減らしていくというゲームで、先に0点になった方が勝者です。
ウェルネスダーツの場合は、安全性を高めるために先端がプラスチック製になっていて、高齢の方でも楽しくゲームできるように作られています。

魅力はダーツの矢と的があれば、それほど場所もとらず、どこでも楽しめるという点、筋力が弱くなっている方も、体力に自信がないという方も気軽に楽しめるため、高齢の方も障害をお持ちの方もチャレンジできるという点です。

短期記憶能力を向上させるウェルネスダーツの健康効果

まず人とコミュニケーションをとることができるという事、集中して的を狙いダーツを投げるという行為が、脳に刺激を与える行為になるという事で脳の活性化につながります。
点数を減らしていくというゲームなので、自分で計算して次はここを狙うなど、計算を常に行う必要があるので、計算するということでも脳の活性化になります。

実際に、70歳前後の男女50名ほどのデータをとったところ、週に6回ダーツをした人たちと、しなかった人たちについて、2ヵ月後、短期記憶能力のテストを行った結果、ダーツをした人たちの成績は上々だったという結果がでています。

ダーツをどこに飛ばせばいいのかを頭の中で考え、ダーツを思った通りに飛ばすにはどんなことが必要なのか?さらに人と一緒に楽しむこともできるし、一人で練習する事もできるウェルネスダーツは、高齢者にとって最高の脳鍛錬となると考えられています。

何も趣味がない、でも健康のために自分が無理なくできることをしたいとお考えの方など、ウェルネスダーツは幅広い年齢層の方々におススメの楽しいゲームです。

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